がんの免疫細胞治療について

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◆NKT細胞標的治療とは

生体を防御する免疫には、『NK細胞』と『T細胞』等があります。『自然免疫』はさまざまな抗原(侵入してきた病原体や異常になった自己の細胞)を感知し、それを排除する初期防御を担い、『獲得免疫』では、抗原を特異的に見分け、それを記憶することで、記憶した特定の抗原に対して効果的にかつ強力に排除する仕組みのことです。免疫担当細胞は、前者が主にNK細胞で、後者がT細胞です。免疫が効果的に働くには両者の連携が欠かせません。NKT細胞はNK細胞とT細胞の特徴を併せ持つ性質があることからこの名前が得られました。NKT細胞標的治療(RIKEN-NKT®)では、患者様の血液中にある『単球』を採取し樹状細胞へ分化させ、樹状細胞を活性化する『GMP基準準拠アルファーガラクトシルセラミド』により樹状細胞を刺激し、この樹状細胞を体内に戻したときにNKT細胞を活性化します。NKT細胞自体にがん細胞に対する傷害能力がありますが、加えて活性化されたNKT細胞は、NK細胞及びT細胞を活性化し、がん細胞に対して強力な免疫傷害作用を発揮します。この方法は理化学研究所及び千葉大学で研究が進められ、臨床試験が行われております。

NKT細胞標的治療の6つの特長

1.全ステージ、ほぼ全てのがんに対応

一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに施術が可能です。

・手術後の残ったがん細胞にも対応

・がん細胞増殖の抑制

・再発・転移の予防

2.標準治療との併用が可能

外科手術/化学療法/放射線治療との併用が可能

3.日帰りの通院で治療が可能

身体に負担が少なく、始めの成分採血の施術時間は3~3.5時間程要します。点滴投与に掛かる時間は約60分です。

4.厚生労働省先進医療Bでの臨床試験が実施された技術に基づく

NKT細胞標的治療の技術を基準に開発された自己免疫細胞療法です。

5.副作用が少ない

自分の細胞を用いて治療を行うため、副作用が少ないです。また、他のがん治
療で治療継続は困難と判断された場合でも、免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。

6.再生医療治療計画の届出

本治療は厚生労働省に再生医療提供計画を提出し、受理されて実施している治療です。

他の治療法と副作用の比較

標準治療 NKT細胞療法
治療法 施術療法・抗がん剤・放射線治療 免疫療法
副作用 食欲不振、下痢、脱毛、皮膚障害末梢神経障害、骨髄抑制などの症状 少ない・患者様により軽度の発熱などの症状

NKT細胞の働き

樹状細胞を成熟化

がんを患っている場合、がん細胞が作り出す免疫抑制細胞・物質の作用で、樹状細胞が成熟できなくなるので、免疫機能活性化物質を統合し、がん細胞による樹状細胞への妨害を解除し、正常に抗原提示ができるようにします。

NK細胞、キラーT細胞、マクロファージと
いったさまざまな免疫細胞を増殖・活性化

免疫システム全体を活気づけ、がん細胞を攻撃するための士気を高めます。

ガン細胞へ直接攻撃

活性化したNKT細胞は、直接がん細胞に攻撃する働きがあります。また、必ず持っている別の抗原を探し出せる能力もあり、NK細胞やキラーT細胞が見逃したがん細胞も攻撃することができます。

免疫抑制を解除し、免疫機能の向上

がん患者の体内は免疫が抑制された状態にあります。活性化したNKT細胞で免疫抑制細胞を殺傷します。また、がん細胞が作り出す免疫抑制物質をキャッチする受容体がないので、動きを封じられる事はありません。この働きによって免疫機能の向上を目指します。

血管新生造成を阻害

血管新生とは、がん細胞が増殖に必要となる栄養や酵素を得るために、がん組織にむけて新しい血管を造成する現象の事を指します。これによって作られた血管を新生血管といいます。この新生血管を作るためには血管新生因子と呼ばれるタンパク質を利用しており中でも重要な動きをするのが血管内皮増殖因子(VEGF)というサイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質の事)です。活性化NKT細胞はVEGFというサイトカインを放出できないように妨害することで新生血管造成を防ぎます。

免疫記憶の形成

活性化されたNKT細胞は、がん細胞に対する免疫記憶幹細胞を作ります。長期間にわたってがん細胞を攻撃 できる免疫記憶を持続できるようになります。

なぜがんになるのか

私たちの体は約37兆2000億個の細胞でできており、細胞は絶えず分裂することによって新しく生まれ変わっています。細胞分裂は、細胞の設計図である遺伝子をもとにコピーされることで起こりますが、発がん物質などの影響 で遺伝子が突然変異し、「コピ ーミス」が起こることがあります。このコピーミスが「がん」のはじまりです。ただし、コピーミスが起きても、すぐにがんになるわけではありません。健康な人でも1日約3,000~5,000個のコピーミスが起こっているといわれています。通常、コピーミスで生まれた異常な細胞は、体内の免疫細胞の標的となり、攻撃されて死滅します。ところが、免疫細胞の攻撃を逃れて生き残る細胞がいて、「がん細胞」となります。それらが異常な分裂・増殖をくり返し、10~20年かけて「がん」の状態になります。

治療の流れ

step01 .初診

医療の現場―問診画像

現在の状態とこれまでの治療経緯をお伺いして、NKT細胞標的治療を行えるかどうかの診断を行います。完全予約になりますので事前にお電話にてお問い合わせ頂けますようお願い致します。準備いただきたい資料等をご案内致します。

step02.感染症検査

採血画像

細胞培養に必要感染症検査を行います。
通常は初診時に実施可能であれば同日にて採血を行います。
結果が出るまで3~5日ほど要します。→検査結果による実施可否判

step03.免疫検査

培養画像

採血後完了後、直ちに、培養施設に移送し、翌日から培養が開始されます。通常2週間程度で培養が完了し当センター到着後直ちに投与日程の調製を行い、投与日を決定します。

感染症検査が問題なく、治療を行うことが決まるとついに免疫検査(血液採取)を行います。

step04.成分採血

血液から培養するための細胞のもととなる単球を取り出すため成分採血を行います。3時間から3.5時間ほど時間を要します。

step05.投与

αガルセルにより、加工された樹状細胞を4回に分けて投与します。
投与は2週間に1度の頻度で行います。

step06.治療後の免疫検査

採血画像

1クール4回の投与が完了した後、3週間~約1カ月後に再度免疫検査を行います。

step07.診察

医療の現場―問診画像

免疫検査の結果をもとに今後の治療について相談します。

治療の評価は免疫検査の結果だけではなく、腫瘍マーカーやCT画像等によって総合的に評価します。

治療費用

NKT細胞標的治療_価格表

※価格はすべて税込価格です

※当院は自由診療(公的医療保険適用外)です

Q&A

Q.がん治療なのに、副作用が少ないのは本当ですか?

A.患者様によっては一過性の軽度の発熱(37~38℃)といった副作用がみられることがあります。発熱等の症状は2〜3日続くことがあります。

Q.何のがんに施術可能ですか?

A.一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに施術が可能です。また、難治性のがんや再発、転移したがんにも施術が可能です。

Q.どのくらいの量を血液を採血しますか?

A.3時間~3.5時間ほどのアフェレーシスにより血液から単球200CC、血漿から50CC採取します。

Q.施術を受けるのに年齢制限はありますか?

A.上限はありません。下限は医療機関によって違いはありますが、12歳未満もしくは体重35kg未満の方は受けることができません。

Q.他との治療の併用は可能ですか?

A.射線治療や抗がん剤治療などいわゆる標準治療と併用することも可能です。また、温熱療法やビタミン療法などの代替療法、漢方・鍼治療との併用も問題ありません。

Q.この治療は保険の対象になりますか?

A.保険外診療となり、全額実費ご負担になります。また、がん保険の先進医療特約もご利用になれません。

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